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「数値化」に効く!アサンプションベース思考【数字に強いロジカルパーソンになる授業~ビジネス数学・メールセミナー~】vol.401

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vol.401 「数値化」に効く!アサンプションベース思考
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こんにちは。
ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。
本題の前にいくつかお知らせを。

 

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では本日もよろしくお願いいたします。
そういえば客員研究員としてお邪魔している明治大学さん。
私の講座において、「深沢先生の講義が大好き」と告白されました(笑
ありがたいことです。

 

その明治大学さんで「論理と直感のあいだ」をテーマに数的思考の指導を行いました。
内容は私がアサンプションベースと提唱する思考法。
ご存知の方もいると思いますが、あらためて少し話題にしてみようと思います。
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アサンプションとは仮定(想定)の意味。
ファクトベースと対にして存在する、私独自の概念です。

繰り返しですが「論理と直感のあいだ」がテーマ。
そんなものは存在しない、あるいはナンセンスだとお考えの方には役立たない内容かもしれません。
(申し訳ありません)

 

どうなるかわからないことって、ありますよね。

 

飲食店でオーダーした料理が美味しいかどうか。
実際に食べてみないとわかりません。
意中の人に告白してOKをもらえるかどうか。
実際に告白してみないとわかりません。

 

そんな状況における「起こりやすさ」は極めて曖昧なものであり、ファクトベースでは料理しきれません。
そこでこういった場面では主観的に数値で表現し、具体化することを試みます。

 

意中の人に告白して「イケそう」そうなら90%。
五分五分なら50%。
「ムリめ」なら10%といった具合です。
イケそう、五分五分、ムリめ。
これらは統計の話ではなく、まさにその人間が人間だからこそ持てる直感でしょう。

 

少し練習をしてみます。
———————

あなたが企画立案を仕事にしているとします。

あなたの企画が社内で通る感触は数値で示すといくつでしょうか。

——————–

 

仮にあなたが10%だと直感的に思ったとします。
あなたのこれまでの体験や肌感覚から導き出したその数値は極めて信頼できる数値だと思います。
何も知らない第三者がいくら推定したところで、あなたの肌感覚には勝てません。(←ここ重要)

 

そして仮に10%なら理論上は9回はダメだしがある、あるいは異なる10種類の企画を用意する必要があるとなります。
あなたはそのつもりで仕事をすることができるでしょう。
論理的ですね。
これが「論理と直感のあいだ」という意味です。

 

ここでのポイントは「具体的にする勇気」です。
正確でなければならない。
根拠はなければならない。
そういうモードではアサンプションベースの思考はできません。
大胆に、勇気を持って、自分の感覚を数値に置き換える。
これができるようになると、当然ながら物事を具体的にすることが上手になります。
「まあまあ」
「かなり」
「けっこう」
「そこそこ」
「ほぼほぼ」
・・・・
これらは(私の考える)仕事がデキない人が使う典型的な言語です。
なぜそう言えるかというと、これらの言葉は具体的に考えていない、具体的に述べていないことの証左だからです。
具体的に考えていない、具体的に述べていない人がうまくいくほど、私たちビジネスの世界は甘いものではない。
あなたも痛感している真実ではないでしょうか。

 

具体的に。
そう思うなら、ぜひアサンプションベース思考という発想を取り入れてみてください。
大胆に、勇気を持って、自分の感覚を数値に置き換える。
これができる人は例えば(みなさんお好きな)フェルミ推定も上手ですよね。
「数値化」をテーマにした書籍が世の中ではベストセラーになっていますが、これもまた数値に置き換えることを論じたものでしょう。

 

私のビジネス数学は、ある意味で「論理と直感のあいだ」をテーマにしています。
あなたに必要なテーマでしょうか?
それとも?
ファクトベースの数字だけであなたは成果を出せるのか。
ぜひお時間ある時に考えてみてはいかがでしょうか。

 

アサンプションベース思考については下記の書籍が参考になると思います。
よろしければ。

 

『徹底的に数字で考える』
「日本にコンビニはいくつある?」の問いに推論で答えを導く思考技術 知識ゼロからのフェルミ推定入門

 

引き続き、真面目に頑張るビジネスパーソンや変わろうとする企業を応援していきます。
ではまた次回。

 

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【bizplay】数字が苦手でも正しく数字を読めるようになる「問い」のメソッド
【日経BP】最適解を出すために必要なこと 深沢真太郎×中島将貴
【日本経営合理化協会】数字に強くなる3ポイント|数字に強い組織のつくり方、人の育て方《深沢真太郎》
【Dig Talk】インタビュー:人を導く思考 「考える」ために必要なたった一つのこと
【Dig Talk】インタビュー:人を導く思考   ゴールへの最短距離に自分を導く

 

 

@shinchan0922
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