vol.402 なぜあなたの悩みは解決できないのか〜構造化と因数分解と問題解決
こんにちは。
ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。
私が子供(高校生くらいだったかも)の頃、「部屋とYシャツと私」という歌が流行りました。
確かラブソングだったと思います。
頭の中が数学100%だった私は、このような表現がすぐに「XとYとZ」に見えました。
そしてこの「XとYとZ」になっている別のものを探し当てる癖が身についていたのです。
いま覚えば、本当に数学を勉強して良かったと思います。。。
今日のテーマは「構造化と因数分解と問題解決」です。
お気づきかもしれませんが、「部屋とYシャツと私」と同じ「XとYとZ」という構造ですね。
これもまた構造化だったりします。
私の動画や書籍などで学んでいただいている方はもうお馴染みですね。
早速ですが質問です。
「ビジネスパーソンの成果」とは何でしょうか。
因数分解思考を使い、それを数学的な式で表現してみてください。
因数分解思考とは、それを構成する要素に分解し、四則演算で繋ぎ合わせてモデルを作る考え方です。
前者は「わける」であり、後者は「つなぐ」となります。
※著書「わけるとつなぐ」をぜひ参照ください
※著書「因数分解思考」をぜひ参照ください
正解のない、いろんな答えが存在する問いですね。
ある有名な実業家はこんなことを言葉として残しています。
ご紹介します。
成果=生産性×時間
こうして表現してみると、実に当たり前のことのように思います。
しかし、こういう究極までシンプルなものが実は本質ど真ん中を表現していることは多々あります。
成果を出す人は生産性が高い。
疑いようのない事実でしょう。
そして成果を出す人は時間をかけている。
つまり生産性の高い人が、ある仕事を徹底的に時間を使って取り組んだら…
とんでもない成果が生まれることがあるでしょう。
どれだけ生産性が高い人でも、さすがに1秒では成果は出ない。
どれだけ時間をかけても、生産性が低い人では残念ながら厳しい。
本当に当たり前のことのようですが、実に本質だと思うわけです。
そこで次の質問です。
成果=生産性×時間
この因数分解を認めるなら、成果を出すためにはどうすればいいですか?
簡単です。
生産性を上げる、あるいは仕事に時間をかける。
そのようにして成果を出すという目的を達成します。
ここまでのプロセスを振り返りましょう。
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STEP1 問題解決したい対象を因数分解して構造化した
↓
STEP2 その構造においてどこを変化させれば目的を達成できるかを把握した
↓
STEP3 実際に変化させるために施策を進める
———————–
これがいわゆる問題解決と呼ばれる行為です。
あなたもどこかで聞いた(学んだ)ことのある、簡単な話でしょう。
そこで次の質問です。
もし今あなたに「悩んでいること」があるとします。
その悩みはおそらくまだ解決していません。
なぜ解決しようとしないのでしょうか。
実は本気で解決しようと思っていないという回答を除けば、おそらく先ほどのSTEP1〜3のどこかで問題が生じているからです。
いかがでしょう、それはどのステップでしょうか?
実はSTEP1ができた人はスムーズにSTEP2に進めます。
「成果=生産性×時間」という因数分解ができていれば、2つの要素のいずれかを変化させる必要があると誰もがわかるからです。
STEP2がクリアできていれば、STEP3もすぐに着手することができます。
本気で解決しようとしている前提ですから、やるべきことが明確であればあとはそれをやるだけです。
つまり最もあなたの障壁になっている可能性が高いのはSTEP1ということになります。
いかがでしょうか。
図星でしょう?(笑)
>STEP1 問題解決したい対象を因数分解して構造化した
こうして1行で書いてしまうことはとても簡単ですが、実にここが難しく、そしてめんどくさい。
だから私は近年、「ここ」に強くこだわってコンテンツ開発や教育研修の提供を進めています。
残念ながらこれは学生時代の数学教育では指導できない領域。
私がビジネス数学を用意している理由でもあります。
気づいたビジネスパーソンはみんな、「ここ」を学ぼうとしています。
あなたも遅れをとらないよう、ぜひ今からでも学びましょう!
今日のテーマは「構造化と因数分解と問題解決」でした。
YouTubeでも公開しているのでぜひそちらも。
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構造化と因数分解と問題解決【ビジネス数学・思考法】
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引き続き、真面目に頑張るビジネスパーソンや変わろうとする企業を応援していきます。
ではまた次回。
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