トップ > 【メールセミナー】vol.411 具体化されていくことの快感

こんにちは。ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。

ビジネス数学などのベーシックスキルを身体に浸透させるためには「少しずつ、長期的に」がとても大切です。

いきなり英語が話せるようにならないように。ある日突然、筋力がアップすることがないように。このテーマも、「ちょっとずつを長く」がとても重要です。

引き続きクイックにエッセンスを届けて参りますので楽しくご参加いただければ幸いです。

では本題へ。

某大手メガバンク向けにフェルミ推定の講座を提供することになりました。
これからプログラム構築に入ります。頭のいい人が多いと思われ、ますます何を提供するか楽しみになります。

私なりの表現をするならそれは「知らんがなの数値化」であります。

日本に郵便ポストは何個あるか？
東京ドームにトイレは何個あるか？
山手線はいま何本走っているか？
・・・・・・・

どれも「知らんがな」ではないでしょうか。しかし意識高い系（？）のビジネスパーソンやコンサルタント、教育者（私も含む）はそんな「知らんがな」を数値化することが大好きです。何が面白いのでしょう。私なりの解釈を述べるなら、こうなります。

具体化されていくことの快感

東京ドームにトイレは何個あるか？「けっこうたくさん」という捉え方はとても曖昧です。しかしフェルミ推定のような思考法を使うことで、その「けっこうたくさん」が数値化されていきます。そして数値とはビジネスにおいてこれ以上ないほど具体的な言語です。つまり曖昧なものが具体的になっていく様を体験できるのです。

ビジネスパーソンは「数字」と聞くと記録された数字をイメージします。すなわちファクトのことです。もちろんファクトベースの仕事は大切であり、私も研修や書籍で教え続けていることでもあります。しかしファクトベースには限界があります。記録されていないことをいかに具体的にし、記録されていたとしたら存在する具体的な数値に近づけていくか。これもまた大事なスキルだと思うわけです。

関連書籍もたくさん出ています。学生さんもビジネスパーソンの皆様も、今からでも間に合います。ぜひ訓練しましょう！　人生100年時代。まだまだビジネスパーソンとしての人生は続きますよね。

参考までに私が監修した本をご紹介しておきます。お役に立てますように。

「日本にコンビニはいくつある？」の問いに推論で答えを導く思考技術知識ゼロからのフェルミ推定入門 （深沢真太郎監修・宝島社）

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BFDN44YT

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お知らせ

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31冊目新刊本が9月27日配本が決定しました！

『思いつきって、どうしたら「自分の考え」になるの？～直感を論理的な意見にする授業～』（日本実業出版社）2023.9.27~　

https://www.amazon.co.jp/dp/4534060432/

また、10月4日（水）の14:00～15:30で出版記念オンライン講演会を開催します。オンラインでライブ＆アーカイブ視聴が可能です。詳細は近いうちにこのメールセミナーでもお知らせします。ぜひ今からご予定ください！

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