この数日は四国に滞在。
松山では「史上最高にわかりやすい説明術」と題し、伊予銀行さん主催の研修会に登壇。
久しぶりに終日リアル会場で、大盛り上がりの1日を過ごしました。
翌日は高松にて夏に開催されるデータ分析研修の打ち合わせ。
その後は香川在住のBMI(ビジネス数学インストラクター)たちと軽く情報交換し、東京に戻りました。
そういえば、伊予銀行さんの担当者が面白いことをおっしゃっていました。
「最近は、◯◯◯術といったテーマやタイトルの研修が人気なんです」
そういえば私が今回ご提供したプログラムも「史上最高にわかりやすい説明術」でした。
どういうことだろう。
担当者の話を聞きながら、少しだけ自ら頭を動かしていました。
ビジネスセミナーにおける「◯◯◯術」とは、つまり仕事術のことです。
仕事術とは「やり方(型)」のことでしょう。
小難しいテーマやめんどくさいトレーニングではなく、シンプルに「やり方(型)」を知りたい。
ズバリ「こうやればいいです」という正解が欲しい。
多くのビジネスパーソンにそんなインサイトがあることが透けて見えます。
しかし一方で、今回の私の新刊のように「トレーニング」と題したものに関心が集まることもあるわけで。
私は常々、ビジネスの人材育成は必要なコンテンツが2つあると思っています。
ひとつは「型」を示すもの。
もうひとつは「訓練」を目的としたもの。
例えば私の分野において「数字力強化研修」というテーマがあったとします。
この研修の中にも「型」と「訓練」の2つの要素が入っています。
「型」とは、この手順で数字を扱いなさいという具体的なやり方のことです。
まさに「こうやればいいです」という正解と言えます。
そして「訓練」とは、考えさせる、話させる、書かせる、といった動作をしてもらうことによって学ばせること。
例としてはフェルミ推定の演習やグループディスカッションなどはまさに「訓練」といえます。
このニュースレターをお読みの皆様はビジネス数学を自ら学びたい、会社の人材育成に活用したい、といった方々だと思います。
ひとつご提案です。
あなたは、あるいはあなたの会社の従業員は「型」と「訓練」のどちらが必要なのか(重視すべきか)をはっきりさせてはどうでしょうか。
あるいはその正しいバランスを探ってみてはどうでしょうか。
「型」が必要な人に一生懸命「訓練」を提供しても意味がありません。
その逆も然り。
しかし多くのケースでこの「間違い」が起こっています。
私は企業様から育成の相談をいただいた際は、このバランスをとても重視します。
ここを間違えると、いい研修は企画できません。
ちなみに先日の伊予銀行さん主催「史上最高にわかりやすい説明術」は次の比率で設計してご提供しました。
「型」:「訓練」=4:6
参加者がワークをする、隣同士で意見交換をする、講師を交えて対話を展開する。
そんな時間を意図的に多く取りました。
皆様とても楽しんでおられて、結構なことだと思います。
繰り返しですが、研修の質は「型」と「訓練」のバランスで決まります。
難しいようでしたら、気軽にご相談ください。
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