vol.400 数字に強くなる!ChatGPTの活用法(初心者向け)
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ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。
voicy著者対談が公開されております。
★ビジネス数学(深沢真太郎)×行動イノベーション(大平信孝)
「私たちはかつて数学の授業で何をしていたのでしょうか?」
では本題に。
今回も前回と同じくChatGPT(AI)をテーマにしましょう。
前回は「もうAIチャットにデータ分析をお願いすればいいのでは?」という切り口でしたね。
私の結論は「NO」であるというメッセージを届けました。
さて今回は少し切り口を変えてみたいと思います。
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【提案】
ChatGPT(AI)をあなたが数字に強くなるためのパートナーにしては?
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どういうことか説明します。
まず前提として、AIは優秀です。
しかし用途を間違えてはいけません。
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正解を返すものではなく、正解を尋ねるものではない
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前回も動画などでお伝えしましたが、これがとても重要です。
では何を目的にして使うものか。
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手間を省くもの
視点を提供するもの
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正解は教えてくれません(というか正解などない)。
視点を教えてくれるもの。
それを参考にしながら答えを出すこと。
その答えを正解にするのはあなた次第であること。
これが私の答えです。
おそらくあなたの認識とも大きな相違はないのではないでしょうか。
ここまでを前提に、AIをどのように使うことで数字に強いビジネスパーソンになっていくかをまとめます。
大きく4つ挙げてみました。
・定性情報を整理し定量情報にする
・どんなグラフを作るべきか意見をもらう
・問題を出題してもらう
・業種や職種を設定してロールプレイングする
詳しくは後ほどご紹介する動画でたっぷり解説しているのでそちらを参照ください。
ここでは私がもっとも重要と考えている3番目についてコメントをしていきます。
「数字に強くなる」とは、訓練要素の強い概念です。
実は「ファッションセンスを磨く」みたいなことと近いのです。
ある日突然、あなたのファッションセンスが劇的にアップすることなどあり得ません。
ファッション誌や動画を観れば、自分もオシャレになった気分にはなります。
しかし「現実」は何も変わっていないわけです。
お手本を参考にしながら、色々と試してみないといけません。
色々と手や頭を動かさないといけません。
「数字に強くなる」もこれと同じです。
何かボタンを押せばすぐに解決するものではないのです。
では何が重要になるか。
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色々と試してみるための素材。
色々と手や頭を動かすことができる素材。
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そうなんです。
それがエクササイズとして使える「問題」なのです。
学生はは計算ドリルを使うことは有効かもしれません。
学習参考書や専門書を求めれば、それなりの演習問題はあるかもしれません。
しかし私たちビジネスパーソンはどうでしょう。
演習問題が簡単に手に入るような人種ではないのです。
そこでうまく活用できるのがAIです。
AIに「○○○○○○を理解するための演習問題を作って」とお願いすれば用意してくれるはずです。
(もちろん実際にはちゃんとしたプロンプトを使って指示をしないといけませんが)
AIはあっという間に演習問題を用意してくれます。
それを実際にチャレンジすることで、知識が体験に変わり、身体に浸透していきます。
繰り返しですが、「数字に強くなる」とは実は「ファッションセンスを磨く」に近い概念です。
お手本を参考にしながら、色々と試してみないといけません。
色々と手や頭を動かさないといけません。
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、もはや自分の能力は自分自身で高めていかなければならない時代です。
会社が面倒を見てはくれません。
一方でAIという途轍もない救世主が現れたことも事実です。
私たちはある意味では「いい時代」に生きているとも言えるのではないでしょうか。
最後に、能力開発の観点から、知識がスキルに変わるためのプロセスを簡単に示しておきます。
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STEP1 知っている
↓
STEP2 やってみる
↓
STEP3 変えてやってみる
↓
STEP4 身体が覚える
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誰もが最初はSTEP1です。
そして誰もがSTEP4まで辿り着きたいと思っています。
しかしたどり着ける人とそうでない人がいます。
そのもっとも大きな差は、STEP3にあります。
変えてやってみる。
さまざまな問題をあっという間に作れるAI。
活用してはどうかと推奨する最大の理由がここにあります。
本日の内容の詳細は動画にまとめているのでぜひご覧いただきたいと思います。
ちなみにこの動画は企業研修で使うようなしっかりしたコンテンツではありません。
「AIを使って数字に強くなる」という文脈でカジュアルにざっと概要を整理したものです。
あくまで現時点での整理なので参考程度にお願いしますね。
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【動画】
数字に強くなる!ChatGPTの活用法(初心者向け)【ビジネス数学・スキルアップ方法】
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引き続き悩めるビジネスパーソンや変わることを求められる企業を応援していきます。
ではまた次回。
【おまけ1】
先日はSONYで講演会。
理系の人からは「ブッ刺さる内容でした」と興奮ぎみでコメントをいただきました。
一方で文系の人にもギリギリわかるように伝えなければならない。
本当にこのテーマは指導が難しいんです。
この日もそのバランスを極限までとった内容だったかなと。
参加いただいた皆様には楽しんでいただけてよかったです。
【おまけ2】
人財育成家・飯山晄朗さんと共同でイベントを開催します。
イベントのお知らせ:教える人」のためのメンタルとスキル
https://note.com/business_math/n/n8feda2f64695
【おまけ3】
指導事例です。
データ分析・超入門研修」無料体験セミナー~数字をベースに仕事を語れるデジタル人材を育成する~
https://business-mathematics.com/blog/archives/7631
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https://business-mathematics.com/mail-mgazine/#mail-mgazine-1
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入社1年目からの数字力強化プログラム(新入社員〜若手)
管理職1年目からの数値化マネジメント(管理職候補〜管理職)
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数字にだまされない本 (日経ビジネス人文庫)
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そのほか累計25万部突破!深沢真太郎・著書一覧
★深沢真太郎・メディア出演
【bizplay】数字が苦手でも正しく数字を読めるようになる「問い」のメソッド
【日経BP】最適解を出すために必要なこと 深沢真太郎×中島将貴
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【Dig Talk】インタビュー:人を導く思考 「考える」ために必要なたった一つのこと
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@shinchan0922
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