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一瞬で人を動かす「数字の技術」
深沢真太郎/大和出版
1,512円(税込)
“数字力”トレーニングの専門家、深沢真太郎です。
若手が参加するセミナーや研修に登壇すると、
休憩時間にこんな質問をされることがある。
「資料を作成するとき、何グラフを使ったら良いのかイマイチわからない」
データは手元にたくさんある。
エクセルがあるからグラフも作れる。
でも、棒グラフなのか折れ線グラフなのか、それとも円グラフがいいのか、わからない。
そういうことのようです。
そうか、こういうこともしっかり教えないといけないのだなと気づかされます。
やはり、現場で声を拾うことは大事です。
さて、彼らがするこのような質問の本質は何か。
彼らはグラフを「ビジュアル」と思っています。
どんなグラフで見せたら(いや、魅せたら?)グッとくるか、見栄えがよいか、
そんな観点でいる。
しかし、グラフは「機能」です。
グラフにはそれぞれ機能があります。
割合(シェア)を伝えるための円グラフ、みたいな感じです。
ですから、あなたの伝えたいメッセージが伝わりやすいのはどのグラフか、
という観点を持たないといけない。
たとえるなら、
登山に着ていく服を選ぶときは、
色やデザインが気に入ったものを買うのではなく、
機能的に優れたもの、登る山の難易度にあわせた機能が備わっているものを選ぶべきで。
色やデザインなんて、気にしているのは本人だけ。
山に入ったら、誰もそんなところ気にしません。
できることなら、こういう話は学生のときにしっかり学ばせてあげたいですね。
グラフはビジュアルで選ばない。
グラフは機能で選ぶ。
深沢真太郎
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