ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
教育者という観点で申し上げると、
私はエリートには興味がありません。
なぜなら、何も手助けしなくとも自分でデキるから。
どんどん勉強し、自分を高めていっていただきたい。
でも、私が関心あるのはそうでない人。
なぜなら、誰かの助けを必要としているから。
私の専門分野でいえば、「数字が苦手」な人ということになるかと思います。
そこで、1つ問題提起。
なぜ「数字が苦手」な人ができあがるのか。
これは、子供から社会人までの教育全般において、
とても重要なテーマです。
なぜなら、現実問題としてそういうビジネスパーソンがたくさんいるから。
あらためて、
なぜ「数字が苦手」な人ができあがるのか。
そもそも、その人は本当に「数字が苦手」なのか。
たとえば、好きな数字を尋ねられて答えられない人はおそらくいません。
数字が苦手だから買い物のときにお金を数えたくないなんて人はいません。
では、「数字が苦手」の正体って?
私の答えは、
「数字」というものから連想されるイメージや世界観が、
その人を不快にさせているだけ
です。
人によってはかつての算数や数学の授業だったかもしれない。
人によっては数学教師が苦手なタイプだったからかもしれない。
いずれにせよ、
「数字」そのものが苦手なんて人は、いないのです。
ならば、「数字が苦手」を克服させるためにもっとも重要なファクターは、
たくさん計算させることでも、数学の学び直しをさせることでもありません。
心理的なアプローチをすることです。
楽しい、面白い、・・・
数字を扱う局面で、そう感じさせることが重要なのです。
だから、深沢の著作はあえてストーリーにしたり、キャラクターを登場させたりします。
読者に数字の使い方とともに、「気分」を提供するためです。
「数字が苦手」を治療するために必要な薬は、「いい気分」である。
余談ですが、
今回の新著も「楽しく読めました」「面白かった!」など、
多くの声をいただいております。
ありがとうございます。
きっと、「いい気分」を提供できたんだと思います。
深沢真太郎
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