研修シーズン真っ只中。
明日も都内で大ホールの講演形式に登壇します。
さて今回は特に企業の管理職、マネジメントの方に読んで欲しいですね。
もちろん人材開発が担当の方も。
この仕事をしていると、「手順を示すこと」の大切さを痛感します。
例えば昨日も一昨日も企業研修において、説得するときは数字を活用することの重要性と実践法を指導しています。
が、もし講師が「説得するときは数字（データ）を積極的に活用しましょう！」とだけしか言わなかったとしたら、参加者は戸惑うはずです。
だからそれをどうやったら良いかわからないわけで。
それを示すのがアンタの仕事だろう？
そう思うに違いありません。
ですから私は研修において必ず「手順」を示すようにしています。
数字を使って説得するための具体的な動作は、
STEP1 ・・・・・
STEP2 ・・・・・
STEP3 ・・・・・
STEP4 ・・・・・
STEP5 ・・・・・
STEP6 ・・・・・
（ここでは具体的には書けません）
これを示せて、初めて相手はその動作をすることができます。
もし数値化して欲しいなら、ただ「数値化しなさい」と言うだけではなくどうすれば数値化できるか、つまり手順を示してあげなければなりません。ビーフストロガノフを知らない人に「ビーフストロガノフ作りなさい」と言っていること同じだから。
「部下ができないこと」を部下のせいにしてはいけません。
部下は悪くありません。
だって、手順を知らないのですから。
その手順を教えてあげるのが「育成」ではないでしょうか。
明日の講演会でも、この点について少し言及することになると思います。
多くの方がご参加いただけるそうで。
楽しみです。
余談。
途中からお気づきかと思いますが、今回の話はもはや数字の話ではなく、マネジメントの話でしたね。
数字に強い人材・組織を作るためには、マネジメント層の働きかけや意識改革が必須になります。
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