ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
著者の方も編集の方も存じ上げている本。
ご恵贈いただきまして、ありがたく拝読いたしました。
『異文化理解の問題地図』
千葉祐大 著
技術評論社 刊
https://www.amazon.co.jp/dp/4297104156/
もちろんご紹介する理由が他にもあります。
この「問題地図」シリーズが人気な理由は、
ビジネスで起こる様々な問題の構造を明らかにしている点だ。
どんな問題があって、それはなぜ起こって、それはどんな背景から起こるのか。
丸裸にして誰でもわかる状態にしている。
私は研修や著作などで「分けて、矢印でつなげなさい」と伝えている。
それがどういうことか、なぜなのか、本書を見ていただくとわかるはず。
私が頻繁に申し上げている「構造化」のお手本とも言える。
あまり解説が過ぎるのは野暮。
ぜひ読んでみてください。
加えて、
かつて私がまだ講師として駆け出しの頃、著者の千葉先生には大変お世話になった。
時代の変化を感じるにつれて、何度もご本人にこう申し上げた記憶がある。
「千葉さんの時代が来ますよ」
外国人材コンサルタントの時代。
すべての企業の人材育成や採用で避けて通れない問題。
これから忙しくなることと存じます。
私のビジネス数学もそうなるように頑張ります。
余談。
異文化理解という言葉だけ見れば、
きっと多くの方が「日本人vs外国人」というイメージを持つだろう。
もちろん本書はそのような内容にはなっているが、
本質的には「言語や文化の違う相手とどうコミュニケーションするか」ということである。
それはすなわち、全社員が日本人の企業でも普通にあることでは。
社長と部長。部長と課長。課長と若手。
営業部と製造部。経営企画部と経理部。
人事部と外部の研修会社。
出版社とWEBマーケティング会社。
・・・・・・・・・・・
言語も違う。文化も違う。
でも理解し合わないといけない相手。
ほら、あなたの会社にも異文化理解はきっとある。
「日本人vs外国人」の問題と上記の問題は本質的には同じ構造。
異文化理解の問題地図は、外国人のいないあなたの会社にもきっと当てはまる地図。
だから本書を推薦するのです。
最後のこの話もまた、「構造化」と言えます。
伝わっていますか。
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