深沢真太郎のひとりごとblog 

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ビジネス数学 いつまでも「決められない」あなたへ。

ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。

 

思うことがあります。

 

決められない人が多い気がします。

 

ビジネスは、「決める」の連続です。

 

いくらアタマを使おうが、いくらコミュニケーションをしようが、

 

けっきょく最後は「決める」をしないと仕事は前に進みません。

 

たとえば重要な仕事を委託する先をA社かB社かで悩んだとします。

 

あなたなら、どうやって決めますか。

 

ビジネス数学の深沢は、こうやって決めます。

 

1st  判断基準を明確にする

 

たとえば見積額の大小ならば、その数字だけで判断すればいい。

 

極めてシンプルですね。

 

しかし、多くの方が他の評価基準も持ち出して評価をしたがります。

 

「そんな単純な話じゃ決められないだろう」とそんなところでしょうか。

 

では納期の早い・遅いも判断基準に入れましょう。

 

2nd  それぞれの判断基準を相対評価する

 

有利な条件のほうを高い点数で数値化します。

 

わかりやすく、10点を相対的に配分することにします。

 

必ず無理矢理にでも差をつけます。

 

見積額  A社 6点   B社 4点

納期   A社 4点   B社 6点

————————————————-

総合評価 A社 10点  B社 10点

 

おっと、同点数になってしまいました。

 

これでは数値化した意味がない?

 

いいえ、そんなことはありません。

 

3rd 重み付けする

 

見積額と納期はどちらが重要度が高いでしょう。

 

どちらも重要?

 

ダメです。どちらがより重要か、強引にでも差をつけてください。

 

仮に見積額の安さのほうが優先だとするならば、

 

見積額に【2】の重みをつけ、納期はそのまま【1】の重みとします。

 

すると、

 

見積額  A社 6×2=12点   B社 4×2=8点

納期   A社 4×1=4点    B社 6×1=6点

————————————————-

総合評価 A社   16点  B社 14点

 

ご覧の通り、契約すべきはA社ということになります。

 

何ら疑う余地はありません。

 

さて、実はここからが本題。

 

このような方法論をご紹介すると、必ず一定数でこのように感じる方がいます。

 

「そんな簡単な話じゃないでしょ」

「そんな算数で決められるほど、ビジネスの意思決定は単純じゃない」

上司

 

 

なるほど。

 

そう思う気持ちもよく理解できます。

 

理解できますが、私はその思考回路は

 

イケていないビジネスパーソンの典型

 

と申し上げます。

 

なぜか。

 

これは実際にあったことですが、

 

このようなご意見をお持ちの方に、私はこう尋ねてみたのです。

 

「では、複雑に考えればあなたは決められるのですか?」

 

その方は、黙り込んでしまいました。。。

 

そうなんです。

 

私のこの方法論に納得できない方は、

 

そもそも決めようと本気で思っていない人なんです。

 

決める勇気がない人と言ってもいいでしょう。

 

・判断基準は?(どうしても1つにできないから複数あってもいい)

・必ず相対評価し、無理矢理にでも差をつけること

・重要度も、無理矢理にでも設定し反映させること

 

いかがでしょう。

 

複数の中から1つに決めるって、このプロセス以外にあり得るでしょうか。

 

どう考えても、これしかないのです。

 

それを誰でも共通認識でできる具体的な言語(つまり数字)で行う。

 

これ以上の「決め方」は存在しません。

 

この方法論で決められないということは、

 

この方法論が認められないということは、

 

その人は、そもそも決めるつもりがないのです。

 

裏を返せば、ちゃんと決めるつもりの人は、

 

ちょっと数字を使えば必ず「決める」ことができるはずなんです。

 

仕事において、なかなか「決める」ことができないと悩んでいる方がいたら、

 

ぜひ自問自答してみて欲しい。

 

「自分は本気でそれを決めようとしているか」と。

 

 

 

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ビジネス数学の専門家 深沢真太郎
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