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「1分間で」と言ったら、1分間でお願いします。

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一瞬で人を動かす「数字の技術」

深沢真太郎/大和出版

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ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。

 

某大手企業の社員研修をお預かりしたときのこと。

 

あるワークをさせ、そのアウトプットをプレゼンしていただくのですが、

 

リクエストはたったの2つ。

 

①数字を使って。

②ホワイトボードと口頭での1分間の説明だけでプレゼンすること。

 

複数のグループがプレゼンし、私が評価する。

 

ところが、最終的に私が評価したグループは、

 

決してプレゼンが魅力的だったわけでも、数的根拠が素晴らしかったわけでもなかった。

 

皆さんは疑問に思う。

 

案の定、研修後に1人の受講者が私に理由を尋ねてきた。

 

その時の答えがこれ。

 

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あのグループ以外は、みんな1分間以上喋っていたから。

実は、1分を経過した時点で、私は聞いているフリをして聞いていませんでした。

だから、あのグループ以外のプレゼン内容は私はよくわかっていません。

ですので、あのグループを評価する以外になかったのです。

ちょっとズルかったかもしれませんね。

でも、ビジネスってそういうもんじゃないでしょうか。

「1分間で」と言われたら、1分間で終わらないといけないんです。

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質問してくれたこの人物は、とても納得して帰っていきました。

 

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私が教えているのは、数字のスキルだけではありません。

 

思考のトレーニングだけでもありません。

 

「深沢先生にしかできない研修」と言われる理由は、

 

こんなところにあるんです、きっと。

 

深沢真太郎

 

 

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