ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
数学とは本来、「厳密さ」が命の学問です。
ほんのわずかの論理矛盾や計算ミスも許されない、
1点の曇りもない状態を正しい、美しいと評される世界。
私もかつてそんな世界に魅了されたひとり。
だから数学の「厳密さ」に強くこだわり、
そこを愛している数学ファンの気持ちはとてもよくわかる。
よくわかっている人間として、
全国の数学ファンの皆様にお伝えします。
その「厳密さ」は、学問の世界では極めて重要なものである。
しかし人間世界では極めて不要なものである。
朝10:00からの会議、
10:00ピッタリに参加者が揃っていることがどれくらいある?
その中華料理屋で今日食べたニラレバ炒めと昨日のそれは同じものです。
しかしレバーの数は違うし量も違う。その皿もおそらく違うだろう。
同じニラレバ炒めなのに。
男女が永遠に愛すると誓い合う結婚式。
でも本当にそれが永遠だったケースがどれくらいある?
人間が生きている世界は、少しも厳密じゃない。
曇りだらけ。矛盾だらけ。美しくなんてない。
そんな世界で声高に「厳密さ」を叫ぶことは、
わかっていない、そうじゃない、そんな評価しか生まない。
むしろ悪。そうではありませんか。
申し上げたいのはこういうことです。
深沢真太郎は、厳密さが正義になる世界の数学の話をしているのか。
それとも、厳密さはむしろ悪になる世界の数学の話をしているのか。
あなたが本当に数学を理解している数学ファンなら、
それくらい理解してくれませんかということです。
ビジネス数学の専門家として活動をしてきて、
いわゆる理系の方々から少しピントがずれた指摘や意見をいただくことが多い。
理解できないならそれまでです。
これが数学とビジネス数学の違いでもあるし、
実際のところ理解が難しい部分でもあるから。
が、日本の理系出身者の理解力とはその程度なのかとがっかりしてしまいます。
この記事もどれだけの人に伝わるだろうか。
もう一度言います。
厳密さが正義になる世界の数学の話をしているのか。
厳密さはむしろ悪になる世界の数学の話をしているのか。
きちんと見極めて欲しいと思います。
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note 深沢真太郎 ビジネス数学の専門家
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