ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
かつて数学の授業で聞いたことはありませんか?
あるいはビジネスシーンでも、ちょっとエリートっぽい(笑)人が、
知ったように(失礼)言うのを耳にしませんか?
「それって、必要十分条件?」
いったいなんでしょうね。
いつ使っている概念なのでしょう。
今日はちょっと授業っぽくいこう。
優秀なビジネスパーソンならば、所得が多い。
仮にこの1行が正しいとする。
「所得が多い」を「優秀なビジネスパーソン」であることの必要条件、
「優秀なビジネスパーソン」を「所得が多い」の十分条件、
これが一般的な理解の仕方。
2者の関係が必要条件かつ十分条件の場合、必要十分条件と言う。
なんのこっちゃ。
この例でいうと、次の1行が正しいかどうかが問題になる。
所得が多いほど、優秀なビジネスパーソンである。
まあ現実、そうとは限らないですね。
必要十分条件じゃない。
なんのこっちゃ。
現実の世界では、必要十分条件の関係なんて、
あまりお目にかかることはないだろう。
いったいこれがなんだと言うのだろう。
学んだ意味はなんだ?
実は私にはひとつ答えがある。
“ごっちゃ” にしないため。
正しい日本語を使えば、「混同しないため」である。
「混同」の中に「同」という文字がある。
同じじゃないものを同じと考えてはいけないということ。
たとえば、、、
ビジネス数学を広めることと、私の株式会社(あるいは社団法人)が発展することはイコールではない。
広まれば営業利益が得られるわけではなく、営業利益が得られていれば広まっているわけでもない。
必要十分条件ではないのだ。
ここを間違えると、目的なに?な迷走コンサルタントになるので気をつけないといけない。
「ビジネス数学を広めること」と、「私の株式会社(あるいは社団法人)が発展すること」は、“ごっちゃ”にしてはいけない。
同じじゃない。
意外と大事なことを考えるときに使っているんです。
あなたは大丈夫?
大事なこと、“ごっちゃ”になっていない?
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