ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
本日、某建築関係の会社にお邪魔。
ビジネス数学の研修導入に関して意見交換。
実際に研修をするかどうかは企業様の考え方やタイミングなどにもよる。
まあご縁があれば、というスタンスである。
今日の会話のポイントは、
研修内容を「建築業界の実態に即したものにするか」でした。
講師は建築業界を知らない。
しかし、企業側はできれば建築業界に詳しい人が数字を語って欲しい。
よくある「ズレ」である。
私は企業研修というものはその業界のディテールを入れない方が良いと考えている。
話がどうしても各論になり、本質的な「ビジネス数学」から離れていくから。
結果として、参加者は「現実はそううまくできない」理由を愚痴って終わることになる。
無意味。
あえてその業界の内容と全く違うものを素材にして本質をしっかり掴み、
最後にそれを自分の仕事、自分たちの業界のビジネスに置き換え、
答えを出していけばいいのである。
しかし、それができない(できればしたくない)というニュアンスの要望。
おいおい。。。
置き換える。
実はこれ、立派な数学的思考でもあります。
算数で学ぶ速度の計算は、要するにビジネスでの進捗管理の話。
1次関数の概念は、要するにビジネスでは単回帰分析の話。
いずれもビジネスでは誰もが必要なことだ。
抽象的なそのモデルの構造を把握し、単に具体的にすればいいだけ。
研修でやった内容の構造を把握し、単に具体的にあなたの仕事に変換すればいいだけ。
日本のビジネスパーソンの数学的思考力の低さ。
危機感を感じずにはいられない。
企業研修でわざわざ行うことじゃない。
子供の時に身につけていること。
ビジネスパーソンの皆さん、置き換えて!
そんな都合のいい研修やコンテンツなんて、どこにもないよ。
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