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常に確率の高い方を選んでいけば人は幸せになれるのか。

ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。

 

昨日は某出版社さんにお声がけいただき、企画のブレスト。

テーマは確率思考。

 

そういえば確率をテーマに書籍を書いたことはない。

自分ならどんな切り口で世に伝えるのだろうと思案するいいきっかけとなった。

 

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思うこと。

 

仮にいろんな物事を数値化できるとして、

全てのものを主観でもいいので確率という数字に置き換えたとして、

常に確率の高い方を選べば人は幸せになれるのか。

 

学校Aと学校B、どちらを選べば幸せになれるのか。

企業Aと企業B、どちらを選べば幸せになれるのか。

異性Aと異性B、どちらを選べば幸せになれるのか。

 

では例えば異性Aと異性B、どちらを選べば幸せになれるのか。

確率論で異性Aの方が幸せになれると示されたとする。

あなたは異性Aを選ぶ。

実際に幸せになった場合、あなたは確率のおかげと思うだろうか。

いいえ、きっとその相手のAのおかげと思うだろう。

実際は幸せになれなかった場合、あなたは確率のせいにするだろうか。

いいえ、きっとその相手のAのせいだと思うだろう。

 

確率とは、あなたになにひとつ約束しない数字です。

そしてあなたも、確率という数字に依存して生きることを望んでいません。

 

常に確率の高い方を選べば人は幸せになれるのか。

私の答えはNOである。

だからもし幸せになりたいなら、確率の高い方を選ぶのではなく、

「好き」「してみたい」といった感情の大きい方を選ぶ。

起こりやすさを数値化するのではなく、感情の大きさを数値化する。

もちろんざっくり、主観でも構わないから。

 

 

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