ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
一昨日は某企業の新入社員研修。
昨日はSMBCコンサルティング様の公開講座を担当。
後者は、かなり「ベテランさん」がご参加。
お忙しいところたくさんお集りいただき、ただただ感謝です。
感謝、リスペクトをしている前提で、今回は少々ブラックなことをお話します。
研修やセミナーで何かを持ち帰られる人とそうでない人は、
セミナー開始前にわかります。
どういうことか、説明しましょう。
私は開始前に必ず参加者のみなさんと個別に雑談をすることにしています。
もちろん、ひんやりした場の空気を少し温める意味合いもありますが、
このような質問の答えを確認することを主たる目的にしているのです。
「今日はなぜ貴重な時間を割いて、このセミナーにご参加されるのですか?」
もちろん、人によって答えは様々ですが、大きくは次の3つに分類されます。
① ◯◯の方法を知りたいから、□□が苦手だから、△△ができるようになりたいから
② なんかタイトルを見て、面白そうだなと思ったから
③ 会社の研修制度で参加しなければならないから
①の人は、間違いなくヒントを持ち帰られる人です。
②は面白かったです、楽しかったです、とアンケートに書く人です。
③は何も持ち帰ることができない人です。
つまり、セミナーが始まる前にほとんど決まっているということ。
仮に会社から「行ってこい」と言われたとしても、
なぜ会社はこのセミナーに行けというのだろう、
このセミナーと自分の仕事をリンクさせたら、何が学びのポイントになるのだろう、
そういったことを事前に考え、明確にしたうえで参加することだってできるはずです。
でも、③はそうではない方々のようです。
これは、私が常に申し上げている
「セミナーや研修の善し悪しは、講師ではなく参加者で決まる」
とも同義です。
ですから、私は公開セミナーなどでは開始前の雑談の答えで、
主に誰をターゲットにしてセミナーを進めるかを決めます。
30人、40人すべてを満足させ、何かを持ち帰らせるなんて現実的には不可能です。
きちんと持ち帰る意思のある方に、大切なエッセンスをしっかり伝える。
それが、もっとも合理的な「学びの場」のつくり方ですから。
余談ですが、
昨日のセミナー終了後、最後の最後まで残って私にいろんな質問や相談をしてきた男性。
彼は、そのセミナーで唯一、「自腹」で参加した方でした。
学びを得られる人とそうでない人は、セミナー開始前に決まっている。
そういうことなのです。
これからセミナーや研修にご参加される方にはどうかお願いしたい。
参加する前に、「自分は何をしに行くのか」を明確にしてください。
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ビジネス数学の専門家 深沢真太郎
~数字が苦手な人の救世主~
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