ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
先週、慶應大学大学院(慶應ビジネススクール)で数日間、講義を担当。
感じたことをまとめておきます。
学生は当然ながら、極めて優秀。
将来の日本を背負ってたつエリート達です。
彼らを見ながら、思ったことがあります。
「ビジネス数学」は、何のために、誰のために存在する教育テーマなのかと。
エリートを育てるため?
いや、違う。
私の答えはこうです。
「数字が苦手」をゼロにするため。
本質は「初等教育」なんですよね。
厳密には、高等教育機関(大学や大学院など)で行う、初等教育。
ごく小数のエリート育成には、もっとレベルの高い専門的な講義が必要でしょう。
「ビジネス数学」の出番は少ないはずです。
一方、「このまま社会に出したらアカン」な人はたくさんいます。
つまり、「ビジネス数学」を必要とする社会人や学生はもっと他にいる。
慶應大学大学院の学生を見ながら、そう思いました。
エリートにはエリートの、
弱者には弱者の、
教育も、正しいものを提供したいですね。
ウチの社員(あるいは学生)、数字に弱くて…
そんな悩みを抱えているご担当者様、ぜひご相談ください。
間違ってもいきなり「財務諸表を読みましょう」などとやらないこと。
数的リテラシー以外のテーマでも同じことが言えますが、
人財育成は間違った方法を採ると決して成果は出ません。
深沢真太郎
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