昨年よりパーソナリティとして参画しているflier book laboさんが私のファンイベントを開催してくださいました。

私に限りませんが、モノを教えたり指導したりする人間は、常に学んでいないといけません。しかし教えたり指導したりする立場ゆえ、意外に自身が学ぶ機会に乏しいという落とし穴があります。

書籍や論文を読むことも大事です。しかしモノを教えたり指導したりするということは、常に人間を相手にするということでも。いくら書籍や論文を読んでも、得ることができないことがあります。

数学文脈は特にその落とし穴が大きいように思います。理論と概念の世界に魅了され、美しさに（悪い意味で）犯された人間は、書籍や論文を読むことだけで全てを知った気持ちになってしまいます。自分はそれを教えたり指導したりすることができると思ってしまいます。

しかし相手は人間です。そんな簡単な話ではありません。ちっとも論理的でない生き物に、最強に論理的な対象を体内に入れていく作業。これがいかに難しいことか。答えはやはり「現場」にあるのだと思います。

数学指導者は、人間理解が必要です。

裏を返せば、人間理解という感性を持っている数学指導者は、この先きっと活躍できるでしょう。そういう人を増やしたいと願っているので、インストラクター制度を持っていたりするのですが。

私の思想はさておき。

数学を使って合理的かつ科学的に、最短最速で仕事をする。難しそう。。。でもちょっと憧れもある。。。というビジネスパーソンにヒントと勇気を提供することが私の重要な仕事なんだろうなと改めて。

実に素敵な読書コミュニティです。前向きに生きたいビジネス人はぜひ参加してみてください。

flier book labo
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