ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
このようなことを言うと、「けしからん」とお叱りを受けるかもしれませんが、
私はセミナーや研修に登壇すると、最初の5分であることをします。
それは、
「今日はこの人だけは絶対にご満足いただいてお帰りいただこう」
という人を決めることです。
全員を満足させることなど、そもそも無理です。
もちろんそれが理想ですが、それを目指してはいけない。
全員を満足させようとすると、誰も満足しない研修になります。
たとえばベストセラー本。
Amazonの書評レビューなどを見ると、必ず少数ながら激辛コメントがあります。
でも、多くの方を幸福にしたベストセラーです。
つまり、全員を満足させるなんてそもそも無理なのです。
言い方は悪いですが、「捨てる」と「拾う」を決めること。
プロとして、大切にしていることのひとつです。
ですから私は、「数字でコミュニケーション」といったテーマでお話をする際は、
このようにインストラクションしています。
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すべてを伝えようとしないでください。
そうすると、伝わりません。
データ量の多さは、コミュニケーションにおいては害です。
100%正確に伝えようとするのではなく、
75%で納得感を与えるような伝え方をしましょう。
勇気を持って、「捨てる数字」と「拾う数字」を決めてください。
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これは何事においても言えることかもしれません。
何を捨て、何を拾うかを決める。
それが、その人の仕事なのです。
深沢真太郎
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祝! ベストセラー&ロングセラー
☆数学女子智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
☆数学女子智香が教える こうやって数字を使えば仕事はもっとうまくいきます。
☆そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?
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