ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
いきなりタイトルを見て不快に感じた方もいるかもしれません。
特に数学教育に携わっている方にとっては、まるでケンカを売るような…（苦笑）
もちろんそういう意図ではありません。
ただ一方で、もっと数学が注目され、人材教育に正しく活用されるような世の中になるたために必要なケンカならば、
専門家たちがしなければいけないのではとも思っています。
無関心は、最大の罪です。
本題。
ビジネス数学の専門家・深沢真太郎はそもそも他の先生方と何が違うのか。
それを整理することはつまり私の使命や活動基準をあらためて確認することであり、
世の中の皆様へ約束することでもあると考えています。
それをシンプルに言語化します。
①開拓者であること
「ビジネス数学」という新分野を啓蒙していくことが使命。
②企業研修をしていること
これは①に関連しますが、企業の人材育成という分野で活動。
数学を使って企業研修コンテンツを提供している専門コンサルタントはまだいない。
（私の知る限りだが）
③数学的でないことも推奨すること
たとえばある女子大の講義。
私は冒頭の10分間は必ず「今日のオープニングトーク」としてビジネス数学とは関係ない話をします。
世の中のこと、人間のこと、未来のこと、…
もちろん10分間あるのなら１問でも２問でも演習をさせたり解説するべきという考えもあるでしょう。
普通の数学教育者は、おそらくそうするのでしょう。
でも、私はそうしません。
おかげで（？）ついに昨年は「深沢先生のオープニングトークだけの本はないんですか？」と質問（というより要望）が出てしまいました。
主観も入りますが、私は数学の教育者ほど、もっと数学的でないことを推奨するべきだと思っています。
もっと人間的な魅力を見せているか。
数学嫌いの正体は、数学教育者嫌いです。
これについてはまたいずれどこかでお話することにします。
④専門家と名乗っていること
私は自分のことを「ビジネス数学の専門家」と名乗っています。
当たり前と思うかもしれませんが、これがそうでもありません。
私より数学の能力が高い人はいくらでもいます。
私より指導能力が高い人もたくさんいます。
分野は違えど、私とは比較にならないほど優れた功績を挙げた方もたくさんいます。
しかし、Googleで「数学 専門家」と叩けば、真っ先に出てくる名前は私です。
おそらく多くの専門家は「数学者」とネーミングされるご職業なのかと推察します。
たしかに私は学者ではありません。
これは何を意味するか。
「数学者」ではない数学のプロフェッショナルがいないということです。
いないわけでなく、実際はいるのでしょう。
でも、これだけの情報化社会においてオンライン上にいないということは、
“いない”ことと同義だと私は思います。
学者ではないけれど専門家の皆さん、
もっと「専門家」と名乗り、もっと情報発信をしてきませんか。
その専門性を、人や社会のために使いましょうよ。
以上、ざっと大きくは４つ。
私と他の数学の専門家の違いを並べてみました。
個人的にはこの違いをこれからも大切にしていかなければと思う一方、
こんな違いが存在しないような数学教育者が増えていかないかなと思ったり。
なんだか矛盾していますね。
2018年は、そんな矛盾の中で少しずつ前に進んでいく年になりそうです。
本来、数学とはいっさいの矛盾を許さないもの。
やはり私は“数学的でない”数学の専門家なのかもしれません。
そんな私に引き続きご興味をお持ちいただけるようでしたら、
本年も深沢真太郎のビジネス数学をぜひ応援してください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ところで、あなたは他と何が違いますか？
企業も人も、「他と何が違うのか」を知っておくことはとても大事なことではないでしょうか。
なにせ、年頭ですから。
＜Mail Magazine＞
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深沢真太郎のビジネス数学カフェ
「エビデンス」を欲しがる理由【ビジネス数学カフェ 20171214 Vol.46】
すまいるエフエム「めざせ！スキ度UP」内コーナーにて放送中（FM76.7MHz）
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