「データをそのまま伝えるだけ」症候群

会議資料に書かれているデータをそのまま読み上げて終わる。

求められたデータだけ報告して終わる。

どこかで調べてきたデータをただ集計しグラフ化しただけで仕事を終える。

「数字で説明して」ということの意味が正しく理解できていないのかもしれません。

これでは、ロボットがすることと同じです。

たとえばこのようなニュースを見るにつけ、私はそんなことを考えてしまいます。

私もニュースマスターとして参加している、

文化放送「The News Masters TOKYO」の昨日のニュース。

日本、１７年は１・３％成長ＩＭＦ、見通し上方修正

「1.3％」や「0.1ポイント」

もちろん数字としては認識できます。

でも、単にこの数字（事実）を伝えるだけで、どれだけの人がそこに「実感」を持っただろうか。

どれだけの人にきちんと伝わっているだろうか。

どれだけの人が自分ごとにできたデータなのだろうか。

こういうときにほんの少しだけ人間の仕事を加えることで、

その数字に血が通い、多くの人が自分ごとにできるのではないかと思います。

「データをそのまま伝えるだけ」症候群。

撲滅していきたいですね。

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