ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。
品川女子学院の4年生(つまり高校1年生)の数学の授業に関する記事。
iPadを活用した授業でも“等身大”の学びを実践する品川女子学院
https://news.nifty.com/article/economy/business/12158-1646627/
注目したいのはこの部分。
>iPadを使うのは授業の一部分だけで、基本的には黒板に先生が図や式を書き、それを生徒たちが写し書くというスタイルを取っていた…
これ、教育の観点ではとても重要なのです。
デジタルツールを使うことは、時代の流れからして当然であり、むしろ積極的に使うべきです。
しかし、リテラシー教育の場においてはアナログの作業をどれくらいさせたかのほうがずっと重要です。
たとえば発声法。
デジタルツールの画面の中に映し出される映像を眺めていたとしても、
実際に発声はできるようにはなりません。
実際に自分でやってみないことには。
これは小学校や中学校、高等学校といった教育現場ではもちろんのこと、
ビジネスパーソンの教育という場においても同じことが言えます。
デジタルツールを使う行為と、アナログの行為のバランス。
気を遣いたいところです。
ちなみに、私は研修で使うテキストの60%くらいを「余白」にしています。
さらに、可能な限り主催者さんには参加者用にホワイトボードをご用意いただいています。
理由はもうおわかりでしょう。
余白に手で書き込む作業をして欲しいからです。
列挙する、整理する、まとめる
そんな考える行為の基本は、手を動かすことで進みます。
実際、ホワイトボードを活用して議論するグループとそうでないグループでは、
議論の質やアウトプットの質までもが違います。
考えるという行為をするためには、「余白」が必要。
考えるという行為は心に余裕がないとなかなかできないものですが、
それとなんだか本質が似ているように思います。
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<深沢真太郎のビジネス数学カフェ>
人生における「四則演算」の話【ビジネス数学カフェ 20170629 Vol.22】
すまいるエフエム「めざせ!スキ度UP」内コーナーにて放送中(FM76.7MHz)
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