深沢真太郎のひとりごとblog 

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セミナー参加者へ贈る、「0」と「1」の話。

ビジネス数学の専門家、深沢真太郎です。

 

今週から研修やセミナー、あるいは大学の講義が本格的に開始。

教育者として、「現場」の仕事が増える季節になりました。

 

私の研修やセミナーでなくてもよいのですが、

学びの場に参加するビジネスパーソンの皆様にぜひ心がけて欲しいことがあります。

たった2つのことです。

 

「0」になること。

「1」だけ残すこと。

 

ただの数字遊びではありません。

参加する以上は、いったんは「0」になること。

ゼロベースという言葉もありますが、いったんは「0」になる。

キャリアもあるし、プライドもある。

それはよ〜くわかります。

でも、素直になる。謙虚になる。自分は何も持っていないというスタンスになる。

これ、とても大切なんです。

 

私がこのようなことを申し上げるのはいかがなものかと思いますが、

世の中で行われているセミナーや研修の内容、

そのほとんどはおそらく参加者にとって「知っている」内容です。

 

「知っている」「わかっている」「やっている」

 

そういう内容です。

ただ、言うまでもなくそれと「成果に結びつけている」はまったく違います。

ビジネスパーソンなのですから、成果に結びつけてナンボです。

もし「知っている」「わかっている」「やっている」のに成果に結びついてないとしたら、間違いなく何かが欠けているのです。

「そんなの知っています」ではなく、「どうすれば成果につながるだろう」と考える場にして欲しいものです。

 

 

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※良い学びの場にするために必要なことって…?

 

 

続いて、「1」を残すことについて。

大前提として、人間は未熟です。

もちろん、私も超未熟です。

だから、いろんなことはできません。

言い換えましょう。ほとんどのことはできません。

 

あなたもこれまでに、多くの気づきやスキルを手に入れることができたセミナーもあったでしょう。

しかし、その翌日にはたいていその内容を忘れ、日常の忙しさに戻ってしまっていませんか?

持ち帰ったものの中で実際に行動に反映できることなど、せいぜい1つです。

よくセミナー講師などは「3つは実践を!」などと言うそうですが、

 

はっきり申し上げて、人間は3つもできません。

 

たくさん学べたことは満足感も高いでしょう。

しかし、勇気と覚悟を持たない者は100%それだけで終わります。

 

勇気を持って1つに絞り、他は捨てる。

その代わり、その1つを絶対に行動に反映させ、成果が出るまで続ける。

それが、正しい研修やセミナーの活用術だと思います。

 

「0」になること。

「1」だけ残すこと。

 

さあ、一緒にいい学びの場にしよう。

 

 

【ビジネス数学カフェ 201704027 Vol13】

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